『声なき声』刊行記念イベント無事終了 憧れの小松由佳さんとの対談 弟妹との和解

世界の果てのあなたへ

一昨日は、トークイベント『声なき声』を聞くがありました!!
ご来場頂いた方々、対談してくださった憧れの小松由佳さん、ほぼ登壇者笑だった川嶋さん、協力してくださった編集や書店員の方々、本当にありがとうございました!!
皆さまに『声なき声』を伝える機会、また温かい言葉をかけていただき、最高の一日でした。

夢であり、取材した方々との約束であった本の出版、その記念すべき刊行イベントで、憧れの小松さんと対談することができ、夢のような時間でした。

あまりにも最高の1日だったので、もうなんと感想を述べていいのかわかりません。

アルツァフのお父さんと故郷を失ったノナとマネ、両親がロシア兵に撃たれ障害を負ったリーザ、息子一人がロシア兵の拷問により処刑され、もう一人の息子も障害を負ったガリーナ、彼女たちの悲劇だけでなく、懸命に生きる姿を話すことができ、多くの人に聞いて頂き、声なき声が伝わっていると実感できる時間でした。

本を読んでくださった方々から直接感想をいただくという、夢のような時間で、今までジャーナリストを曲がりなりにも続けてきて、ゼエゼエと息を切らしながらも走り続けてきて本当に良かったなと思いました。

私ごとで恐縮ですが、一度は父の自死で、決別し、バラバラになった兄妹、弟と妹が、遠路はるばる駆けつけてくれ、今までお世話になってきてくれた人たちも集まってくれ、晴れ姿?を披露することができ、まるで、自分にとっては人生の節目のようなイベントでした。

父の自死により、心無い言葉を吐きあい、一度はバラバラになった兄妹ですが、一度は兄弟から逃げ出した自分ですが、ウクライナやアルツァフの家族の人たちを取材する中で、原稿を書く中で、家族への想いを消化することができました。

最初は家族や自分について書くのは、ノンフィクションだからよくないと思っていましたが、対談してくださった、小松由佳さんに、ノンフィクションは自分を曝け出さなければいけないとアドバイスをいただき、家族のことを書くことにしました。おかげで、家族への想いを消化することができ、兄妹のありがたみを改めて実感することができ、和解することができました。

なぜか和解した兄弟と共に写真に写る川嶋さん笑

昨日、小松由佳さんからこのようなメールを頂きました。

”昨日一番嬉しかったのは、イベントに小野寺さんの弟さん、妹さんが遠方から来てくださり、兄弟が再び結びついたということでした。
「僕は機能不全家族に生まれた」から始まる『声なき声』
ですが、そうした辛い境遇に負けず、三人の子供たちがそれぞれ自分の道を懸命に生きていることが、何よりのお父様への供養ですね。”

父が生きている頃、自分は碌でもないダメな息子で、父を失望させ、傷つけ追い込んでしまった要因は自分にもあると正直思っていました。
兄弟3人が懸命に生きていることで、供養になる、この小松さんの言葉で、罪悪感が少し軽くなり、救われて気持ちになりました。小松さん、本当にありがとうございます。

小松由佳さんの著書”シリアの家族”の一節、”いつか必ず家族のもとへ”という言葉が胸に染みます。

Screenshot

妹のインスタより

イベントで、涙を流しながら読んでいますとか、ブチャのユニセフテントの日常が本当に良かったと感想をいただき、本を出して本当に良かったなと思いました。

これはエゴかもしれませんが、亡くなった父から託されたもの、取材した現地の懸命に生きている人々、生きたくても生きられなかった人たちや、日本でお世話になった人たちから託されたもの、そういったもののを真摯に受け止めつつ、声なき声を一人でも多くの人に伝えられるように、これからも精進していきたいと思います。

今後ともよろしくお願い致します。
小野寺翔太朗

1枚目の写真はいつも支えてくれる大切な仲間と家族との、最高の思い出の写真です。