2月6日、神保町の東京堂書店で、開高賞を受賞した小松由佳さんと『声なき声』発売記念イベント開催

世界の果てのあなたへ

神保町の東京堂書店でイベントをします。

2026年2月6日(金)18:30~

     『声なき声』(アルファベータブックス)刊行記念

     小野寺翔太朗さん×小松由佳さんトーク&サイン会

    「戦禍のウクライナ、アルツァフ共和国で、声なき声を聞く」

父の自死と家族の崩壊という壮絶な痛みを抱えながら、紛争地を歩き続けるジャーナリスト、小野寺翔太朗。父の死から逃げるように辿り着いたウクライナのブチャやアルメニア。消滅したアルツァフ共和国。小野寺は、戦争で全てを奪われた人々の涙に、かつて決別した家族の姿を重ねます。「なぜ、あの日父は死に、家族はバラバラになったのか」。その問いは、戦地の「声なき声」を拾う旅を通じて、次第に自らの喪失を癒やす光へと変わっていきました。

本日は、凄惨な戦場と日本の日常にある絶望を繋ぎ、それでも「明日」を求める人々の営みを記録する著者の眼差しに迫ります。他者の物語を綴ることが、いかにして自分を取り戻す道となったのか。その再生の軌跡を、ドキュメンタリー写真家の小松由佳がお話を伺います。

小松由佳さんプロフィール

1982年秋田県生まれ。ドキュメンタリー写真家。

高校在学中から登山に魅せられ、国内外の山を登る。2006年、“世界で最も困難な山”と称される世界第2の高峰K2(8611m / パキスタン)に日本人女性として初めて登頂。植村直己冒険賞受賞(2006年)。

次第に風土に根ざす人間の暮らしに惹かれ、2008年よりシリアなど中東地域を撮影。2011年からシリアの紛争によって多くの難民が生まれる光景を目にし、シリア難民の取材を始める。シリア人の夫と二人の子供を育てながら、主にトルコ南部のシリア難民コミュニティを取材。

2022年、11年ぶりに夫の故郷であるシリア中部パルミラを取材。2024年12月、アサド政権崩壊後のシリアを取材。

著書『人間の土地へ』(集英社インターナショナル/2021年)で第8回山本美香記念国際ジャーナリスト賞受賞。『シリアの家族』(集英社/2025年)で開高健ノンフィクション賞受賞。公益社団法人 日本写真家協会会員。