初めての写真展を開催します。
”声なき声”を読んでくださった、books revolt様から、一人でも多くの方に広めたい、写真展をやりませんかと連絡が来たのが始まりです。
”声なき声”を読んで頂き、そのようなことを言って頂き、本当に嬉しかったです。
”声なき声”にも登場する、主要登場人物の一人リーザとブチャの人々の写真展となります。
見どころは、ロシア兵に家族を撃たれたリーザの、表情と生き様です。
お近くに行かれる機会がありましたら、是非ともよろしくお願い致します。
初めての写真展、写真展を正直舐めてました。
写真を印刷して終わりだろうと思っていましたが、ハレパネでキャプションやステートメントを作ったり(写真家の先輩にキャプションが長すぎるとダメ出しを喰らいました笑)
そもそも、ハレパネってなんやねんと、店員さんに聞くところから始めたり。
本屋さんの壁に合う、配置を考えたらり、DMを作ったり、大阪まで行くことができないので、
books revolt様のスタッフさんに、こういう風な配置で、こう展示してくださいと指示を出したり(books revolt様のスタッフさん、本当にありがとうございました)
写真を挟むためのブックシート?なる物を作るために画材を買いに行ったり、それを工作したり、本当に大変でした。
でも、出版社が倒産し、”声なき声”が廃盤したいま、写真展という形で、リーザやブチャの人のことを伝える機会をいただけて、本当に嬉しく思います。
まだ、会場には行けていませんが、在廊できるのが楽しみです。
みなさま、よろしくお願い致します。

写真展
ブチャの太陽リーザ— 涙の奥にあったもの
開催場所、大阪泉南市、books revolt
大阪府泉南市信達牧野201-1
和泉砂川駅下車、徒歩1分
開催期間
5月22日〜6月22日
6月6日(土)、13日(土)在廊予定
トークイベント、15時から開催
リーザは19歳だった。
戦争によって、彼女の人生は大きく変えられた。
両親はロシア兵に撃たれ、母は視力を失い、父は歩くことができなくなった。
彼女は、家族を支えるために働きながら、生きている。
それでも、あの夏、リーザは笑っていた。
ブチャ中央広場。
修復された噴水から、透明な水が空へと立ちのぼる。
子どもたちはそのまわりを駆けまわり、声をあげて笑う。
水は鏡のように、空と人々の姿を映していた。
その光景はあまりにも美しく、
ここがかつて虐殺のあった場所であることを、忘れてしまいそうになる。
しかし、忘れてはならない。
ここで起きた悲劇も、失われた命も、たしかに存在していた。
その上で、人々はいまを生きている。
リーザもまた、深い悲しみを抱えている。
ある日、彼女は声を震わせ、涙を流しながら語った。
家族に起きた出来事を。戦争が奪ったものを。
その涙の前で、わたしは言葉を失った。
リーザは言った。
「忘れないでほしい」と。
わたしは、その言葉の奥にあるものを撮ろうとした。
涙の、その先にあるものを。
プロフィール 小野寺翔太朗
父の自死がきっかけで現実逃避の世界放浪の旅に出る。旅の中で、世界中の子どもたちの笑顔や人々の優しさに救われ、ジャーナリストを志す。
ウクライナや戦争で消滅した未承認国家アルツァフ共和国を取材し、発信している
著者『声なき声~戦禍のウクライナ・ブチャ、消滅したアルツァフ共和国』 2026年1月26日 発売
