ウクライナ2023 一年ぶりに再開した、ウクライナの少年
22年ハンガリーへ避難していた少年 少年は落ち着いたキーウへと戻っていた。22年、爆撃の爆風で少年の家の窓は破壊された。
2023年 束の間の平穏 キーウ
取材も大事だが、1年ぶりの現地の方との再会ほど嬉しいことはない
2023年秋のユニセフテント。春と夏のユニセフテントは知っているが、秋のユニセフテントを見るのは初めてだ。2022年、毎日通い、熱心に取材したブチャのユニセフテント。当時のスタッフ、ガリーナも、リーザも、ボランティアのアナスタシアも、当時遊びに来ていた子もたちも誰もいなかった。
22年、ロシアの戦車に家を破壊され、父ミシャを狙撃されたキリオは,自分一人の手で、再び、ウクライナの地に家を作ろうとしていた。父ミシャのように
ロシア軍の戦車に破壊された家と、新しく作り始めた家
この1年間、ウクライナの人たちは進み続けていた
ホストメルの去年ボロボロに破壊されてた建物は、カフェになっていた
母をロシア兵に射殺されたアリャッグの家族。”私は冗談を言うのをやめないよ。母が亡くなっても憂鬱にならない。笑いだけがこの世界をよくできると知っているからね。” 一年ぶりの再会で、孫にも会えてよかった。
14ヶ月、ザポリージャの前線で戦っていた兵士。彼のいた部隊は三十人のうち、生き残ったのは、わずか三人だけ。生き残った司令官は片足を失った。戦争が始まるまで、彼はカルパチア山脈や自然、音楽が好きな青年だった。戦争が全てを変えてしまった。
2023年 一年前、ロシア軍が撤退し、完全に平穏になったハルキウ
イジューム 449体の遺体が埋葬されていた集団墓地
破壊されたイジューム
破壊されたイジューム
破壊されたイジューム
占領下のイジュームを生き残った男性 知識も経験もないが、占領下で、出産した女性の赤ちゃんを取り上げた
イジュームのオアシス コーヒーハウス 「あなたイジュームをどう思う?戦争前のイジュームはとても美しい場所だったの」とスタッフの女性は語る
爆撃で47人もの人が生き埋めになり、亡くなった建物
47人、それぞれに人生、名前があり、友達や家族がいたが、彼らの人生はここで幕を閉じた
破壊されたイジューム
不自然に美しいイジューム中心広場
イジュームの夕陽
「街の建物は破壊されたままなのに、中央広場は一番最初に修理された。新しい綺麗な噴水が作られた。なのに建物は破壊されたまま。私たちの復興のための支援が、みんな市長のためだけに使われていると考えている。みんな、市長が大嫌いなの」
イジュームの10歳の少年デービット。デービットの夢はトラックの運転手になること
デービットを初め、イジュームの子供達は3年間学校に行けていない。1年目はコロナ、2年目は戦争のため。3年目の現在、キーウ近郊の子供達は学校に通えているが、7割の学校が破壊されたイジュームの子供達は未だ学校に通えていない
破壊された学校 イジューム
イジューム
生き延びた子供たち。占領下、爆撃で危険ときは、外に出て火を使うこともできなかった。生後2ヶ月の赤ん坊のため、水のボトルを下着の中に入れて温めたぬるい水で離乳食を作り、赤ちゃんに食べさせた。そんな過酷な環境の中、子供たちは生き延びた
家が破壊され、幼稚園の地下シェルターで9ヶ月暮らした親子。幼稚園の先生であるお母さんは、ロシア兵が綺麗な幼稚園に住もうとするたびに、子供たちの身を守るため、幼稚園に棲みつかないように説得した勇敢な女性だった。
ロシア軍の司令官に結婚を命じられた女性。娘のカーチャは鬼滅の刃や、僕のヒーローアカデミアなど、日本のアニメが大好きな少女だ。占領下のイジュームで、当時わずか14歳の少女に、ロシア軍の司令官は結婚を命じた。祖母が一歩も引かず抗議してくれたため、助かった。彼女の話は夕刊フジに掲載されます。
刑務所にされた学校。占領下、ロシア軍がこの学校を刑務所が割りとして使用し、多くの人が拷問された。ロシア軍撤退前、証拠隠滅のためか爆撃で破壊された。
弟がロシア軍に拷問され、絞首刑で殺害された女性
人の脳みそを食べた猫。爆撃で彼女の隣人7人、内3人は子供(3歳、9歳、11歳)は死亡。翌朝、日が昇ると、肢体はバラバラになり、頭、体、髪の毛がそこらじゅうに飛び散っていた。彼女の猫は脳みそを食べていた。
拷問された男性。イジュームの元々学校だった刑務所で拷問を受け、クピャンスクに連行され解放された男性。ロシア兵は彼のことを”ジョーカー”と呼んだ
犯された家族。生まれつき障がいを持った男性を含め、彼の妹、母。家族は全員ロシア兵に犯された。
来るはずのない徴兵令状。障がいを持った男性に、ウクライナ軍から徴兵令状付が来た。普通、障がいを持った人へは来ることがないから、間違いなのかもしれない。しかし、彼が、ロシア兵に陵辱されたのは、この徴兵令状が見られたからなのかもしれない。
子供たちのボクシングクラブ。学校がない、イジュームの子供達にとって、クラブ活動だけが唯一、友達と遊べる時間だ。
イジュームボクシングクラブ
イジュームボクシングクラブ
運動を楽しむ少女。本来イジュームボクシングクラブは10歳以上の子しか、通うことができない。しかし、戦時中なため、子供達が体を動かしたり、友達と遊べるように小さな子も参加できるようになっている
イジュームの少女
イジュームの少女
傘を逆さにしてふざける、イジュームの少年
少年と祖父の散歩道
ピース
少年と祖父と不発弾。少年と祖父の散歩道のすぐ近くに埋まっている不発弾。イジュームの子供たちにとって、冬一番の楽しみは、森でソリに乗ったり、雪だるまを作ったりすることだ。しかし、不発弾や地雷で、森でいつ子供たちが雪遊びできるようになるかわからない、と少年の祖母は切なそうに言っていた。
イジュームの少年
キーウの朝日
冬は寒いため、ブチャのユニセフはテントから、屋内へ移動していた。一年ぶりのブチャのユニセフ
ブチャの子供達は相変わらず、笑顔で遊んでいた。
スマイル
戦禍のハロウィン。少年は大好きなサーカスへ訪れた。
ロシア軍の砲撃で家が破壊された、イルピンのマリーナ。教会の支援により、今年の夏、破壊された家があった敷地に仮設住宅を建てた。
イルピンの夕陽
マリウポリに残された両親が亡くなった女性。母は地雷で、父は拷問で。彼女の話は夕刊フジに掲載されました。
戦禍のバースデーパーティー。18歳になり、成人した女性。お誕生日おめでとうございます。
ロシア化が進むドンバスの村から、6月に避難してきた女性。彼女の話は夕刊フジに掲載されました。
マリウポリのアゾフスタリで最後まで戦い抜いた英雄
ホストメルで家が破壊されたキリオ。新しく作った家の屋根が完成した。冬までに屋根を作ると言っていたが、有言実行。さすが、キリ。キリオ家族の話は夕刊フジに掲載されます。
今年一年で工作したものを見せてくれたキリオの娘ゾイ。2022年のウクライナ取材中、彼女は英語を習い始めた。1年間英語を続けていて、少しだけ英語で話せて嬉しかった。
キリオたちの夢は、新しい家を完成させ、パーティーを開くこと。私も、その、新しい家のパーティーに参加し、写真を撮影して、ウオッカで祝杯をあげるのが夢だ。それまで、取材を続けなければならない。
2022年、ブチャの少女代表として、イギリス大使に英語でスピーチをしていた高校生のアナスタシア。偶然、再開した彼女はブチャの英語を学びたい高齢者に英語を教えるボランティアをしていた。
去年は安全なウクライナ中部に疎開していて、会うことができなかった、ガリーナの娘マリヤ(5)。歌とぬいぐるみが大好きな、笑顔いっぱいの女の子。ずっと会いたかったので、会えてよかった。
一年ぶりに再開した、2022年ユニセフテントで傷ついた子供たちの世話をしていたガリーナ。彼女はブチャ近郊の機能不全家族や貧困家庭を支援するプロジェクトのリーダーをしていた。この1年間、変わらず、人を助け続けていた彼女の姿を見て、私は、胸が熱くなった。
